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ブラジルにフットボールをもたらした人物
悲劇を乗り越え 世界一に
リバウド

フットボールカルチャー > プレーヤー特集 > リバウド

「誰が世界で一番すごいプレーヤーか」という議論には、世界中のフットボールファンが熱くなる。「世界一の称号に値するのは、リバウドこと、ビクトル・ボルバ・フェレイラ(Vitor Borba Ferreira)しかいない」と、多くのファンが言うだろう。

もし、メダルの数が選手の実力を物語るというのなら、世界一に値するプレーヤーはほかにもたくさんいる。しかし、敵も観衆も一瞬息をのむような技を何気なくやってみせ、事実上フィールドのどこからでもすばらしいゴールを決めることができる、真の天才プレーヤーというなら、リバウドしかいない。

困難を克服し成功をものにした男、ペレやジーコのような偉大なプレーヤーがかつて身にまとった、神聖な背番号10を引き継いだこの男抜きには、フットボールプレーヤーは語れない。

彼の先輩の多くがそうであったように、リバウドはフットボールの中にプレーの楽しさと、貧困から逃れるための希望を見出した。非常に貧しい環境に生まれ、幼年時代の厳しい生活により、夢を失いかけた。子供の時、栄養失調から虫歯になり歯を失った。貧しい食生活により、生命が危険にさらされるほどやせ細り、足はO脚となり、身長に比べて筋力が極度に劣っていた。最初に入ったクラブ、パウリスタのコーチたちは、リバウドにはプロフットボールのパワーに耐えるだけの強さがないと懸念したが、彼はフットボールで有名になるといつも心に誓いつづけた。

1989年には、父親のロミルドが自動車事故で亡くなるという悲劇が起こった。ロミルドは、フットボールの夢を追い続けるよう、いつも息子のリバウドを励ましていた。当時、フットボールプレーヤーとしての道を歩み始めたばかりのリバウドにとって、父親の死は精神的に大きな痛手だった。しかしリバウドは、父親を失った悲しみを乗り越え、彼のフットボールプレーヤーとしての将来を疑う声をもくつがえし、一気に世界一のプレーヤーへの階段を駆け上がった。

リバウド・・・フットボールに必要な能力をすべて備え、多くの人々が世界一と認めるプレーヤーである。

文:マイク・リー

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