フットボールカルチャー > フットボールの舞台裏 > ゴールポストとゴールネット
ゴールポスト 今日世界中で使用されているゴールポストは、英国で最初に作られた。
ゴールのサイズ 1863年、FA(イングランドサッカー協会)により、ゴールポストの間隔が7.32メートル(8ヤード)と規定されて以来、現在までその規定は変更されていない。ボールがポストの間を通ったか、またはポストの上を通ったかでたびたび議論が起こったため、2本のゴールポストの先端がテープで結ばれるようになった。
1875年、テープの代わりに、地上から2.44メートル(8フィート)の高さに木製のクロスバーが設置された。
こうして、ゴールのサイズは今日使用されているものに定まった。一方、ゴールポストとクロスバーの形は時代とともに変遷を遂げている。
ゴールポストの形 1920年にスタンダード・ゴールズ社(イングランド、ノッティンガム)のパーキンス氏がより耐久性のある楕円形のゴールポストを発明するまで、ゴールポストは円形か四角が一般的だった。世界で初めて楕円形のゴールポストを試したのは、ノッティンガム・フォレストだった。その後長い間、スコットランドでは多くのクラブが四角のゴールポストとクロスバーを使い続けたが、現在は、楕円形のものが世界の主流となっている。
ゴールポストの素材 1980年代まで、ゴールポストのほとんどは木製だった。木材の中ではベイマツ(米松)が好まれた。しかし最近では、アルミやスチールなどの軽い素材がより多く使用されている。軽い素材は整備が楽なため、グラウンド整備員には特に好まれている。
以上のように多少の変遷を遂げてはいるものの、基本的にはゴールポストは100年前から現在とほとんど変わっていない。
ゴールネット -シュートはネットへ向かって ゴールが入った瞬間、ボールがネットを波状に揺らす…。プレーの中でこれほど最高の場面などあるものだろうか。ボールの表面がナイロンをすべる音を聞く時も、胸躍る瞬間だ。しかし、フットボールが最初に行われた時には、ネットなど存在しなかったのだ。そのため、ゴールが決まったのかどうか、言い争いの原因となった。しかし、リバプールのエンジニア、ジョン・アレキサンダー・ブロディーがゴールのための「巨大なポケット」を考案して以来、事態は変わった。
世界で最初にボールをネットへ蹴り入れたのは、エヴァートン(Everton)のギアリーだった。それは1891年1月、イングランドのノッティンガムで行われたトライアルゲームでのことだった。その日の試合の主審は、偶然にもすね当てを開発したサム・ウィドウソンであった。
ブロディーはその後、ゴールネットのほかにもいくつかの発明をし、UK、スペイン、インドにおいて、エンジニアとしての仕事も成し遂げた。そんな彼でも、ゴールネットは自分の残した最も優れた業績だと、常々口にした。まさに、彼の言うとおりではないだろうか。
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