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<学校間交流学習とは>
A 外国の学校との交流学習とは、「国を越えて複数の学校が参加し、一定期間ともに学習活動を行うこと」をさします。たとえば、子どもたちがメールや作品を送りあったり、協同で調べ学習をしたりするなど、同年代の外国の子どもたちとつながることから、学びを深めていくことができます。インターネットなどのテクノロジーを利用することで、海外の学校とのコミュニケーションも容易にとれるようになり、世界各地で増加しています。
A メール、手紙、作品、映像などの制作・交換、テレビ会議、共同制作や調査、直接交流などがあります。詳しくは、活動アイデア集や実践事例集をご覧ください。
A 直接訪問しあうことはとても有意義な活動ですが、一時的なものに終わりがちです。また、小学校から中学校では現実的には課題があります。直接的な交流は、交流学習の一部と位置づけています。
A これまでに交流学習に参加した先生方から、次のような点があげられています。
- コミュニケーション能力
世界の同世代の子どもたちとやりとりすることで、自分たちから伝えたいという気持ちが生まれ、きちんと伝えるにはどうすればいいのかなどを考えるようになります。
- 学習への自主的な取り組みや意欲の高まり
自分たちの学習成果を受け止めてくれる相手をもつことで、何のために学習をするのかという目的を与え、意欲的に学習にとりくむ態度が見られます。
- 異文化への理解
生の情報に触れ、対話を行うことで、異なる文化への理解が深まると同時に、ステレオタイプを打破する機会にもなります。日本や地域の文化について再確認する機会にもなります。
- 実践的な場面の提供
具体的でリアルに英語や ICT を活用する場面を提供することができます。
- 地球市民としての意識
文化や環境について考え、課題に取り組むことで、日常生活と地球規模の課題とのつながりを認識できるようになります。世界が相互依存していること、そのなかに生活していることを実感し、グローバルな視野を育てます。
A 広い視野から子どもたちを見ることができますし、とても実践的な教員研修の機会になります。先生方の視野も、世界規模で広がります。
A 毎年日英100校程度の学校が新たに参加しています。英国では国際教育、特に海外の学校との交流学習が盛んです。外国語の授業で日本語を教えたり、日本をテーマに取り上げる授業もあることから、日本との交流を希望する学校が多くあります。日本と英国は共に島国で、長い歴史をもち、共通点も多いです。また、英国は、文化的背景の異なる人々が多く住む多文化な国です。こういった背景から、交流学習で学びあえることはたくさんあります。
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<交流を始める前に>
A 次の5つをご準備ください。
- 交流学習ご担当者
交流相手校との連絡責任者となります。長期的継続的にすすめていくためには、国際理解担当の部署・チームをつくることをおすすめします。
- コンピュータとメールアドレス
交流相手校との連絡はEメールが中心です。
- 交流学習に参加する児童・生徒
対象となる学年を決定します。複数学年でも可能です。
- 学習計画
交流学習を展開する教科・活動、環境や食、地域学習などのテーマを決定します。交流校と相談しながらすすめていく学校も多くあります。教室での学習のほか、相手に発信する作品などの作成のための時間にもご配慮ください。交流学習のねらいなども明確にしてください。
- 予算
学習内容にもよりますが、多くの場合、教材費程度で行えます。作品等を送付する場合その費用が必要になります。
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<交流の内容について>
A 英国のチャリティー団体である 「the Japan Society」(英国日本協会) では、日本と英国の学校間交流のためのサポートを提供しています。英国との交流に関心のあるすべての学校を対象に、翻訳・インターネットを利用したホームページの開設や交流へのアドバイスなどが無料で受けられます。またあなたの希望にあうパートナー校も紹介します。詳しくはこちら。
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<テレビ会議・スカイプを使った交流について>
A まず最初は、「シンプルで、無理のない、短期間で成果が見える」活動から行うのがいいでしょう。例えば、子どもの作品(絵画や書道)を送ったり、自己紹介や学校紹介、互いの年中行事を紹介しあう (クリスマスや正月の時期ならばカードや年賀状を送る)ことから始める学校が多くあります。相手に伝わったときの喜びや感動を教員と生徒がともに共有して、少し交流学習に慣れてから、次の内容を計画するところもあります。
A 多くの学校は、子どもたちにできるだけ自分たちと異なる文化に触れ、多様な世界を見せたいと願っています。英国の子どもたちは普段からマンガやアニメを通して日本の文化に興味をもっています。また、日本製の電化製品なども多いため、子どもたちにとっては日本は馴染みのある国です。小学校で外国語学習も2011年から導入されるため、日本文化・日本語学習にも関心があります。
A 環境や食、地域文化など、各学校や学年で重点項目や特定の課題などがあることと思います。それらと連動させて交流学習を行うと、新たなことを一から始めるよりも負担も少なく、また既存の学習内容を発表できる場にもなりますので、子どもたちもいっそうのやる気を見せてくれることと思います。活動アイデア集もご活用ください。
A 一番よく取り組まれているのは、総合学習の時間と英語です。すでに国際理解をテーマにしていたら、連動することができます。また、社会や理科、家庭科も比較的取り組みやすい教科です。しかしながら、グローバルな視点はどの教科でも取り入れることが可能です。例えば、国語(論文・討論)の時間でのテーマと重ね合わせたり、情報の時間に作品制作と合わせたりして取り組む場合もあります。また、複数の教科で連携することもあるでしょう。また、クラブ活動での参加も可能です。英国では、英語(国語)、外国語、地理、歴史、ダンス、芸術、クラブ活動など、いろいろな教科で展開されています。
A パートナー校といつ、どのくらいの頻度で連絡を取り合うのか、綿密な計画を立てておきましょう。毎週連絡を取りたいと希望するクラスもあれば、1年のうちに数ヶ月だけ国際交流の機会を設けるクラスもあるかもしれません。いつまでにメールの返事を書くべきか、予め決めておきましょう。もし自分の生徒が期日までに返信できないようであれば、パートナー校の先生にその旨を伝えておきましょう。
A これまでに学校間交流参加校がパートナー校の訪問を実現させています。日ごろの交流を通して英国の学校とよい関係が築ければ、ホームステイにつながることもあるでしょう。ここでも担当の先生間の対話がとても重要になります。主に高校が多いですが、中学校や小学校でも実施しているところもあります。また英国の中学・高校生が日本に研修旅行に来ることもあります。
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<費用について>
Q A 実際に子どもが書いた作品は温かみがあり、それだけで貴重な教材となります。送料として、年間3,000 - 5,000円程度と回答している学校があります。PTA などから援助をしていただいている学校もあります。回数が増えると費用もかかりますので、代表作品を送る学校(校内でコンテストを行うなど)や、デジタル化して送る学校、ウェブページを利用する学校もあります。
Q A 助成金などを申請することで、より有効で効果的な活動を負担なく行うことができます。日英の学校交流に給付している主な機関については、リンク集をご覧ください。
Q A Japan-UK Live! は、無料のサービスです。Japan-UK Live! とは、英国のチャリティー団体である「日本協会」が運営している、学校交流の専用二ヶ国語サイトです。日本語版、英語版、両方のページがあるので母国語で書き込みすることができ、英国日本協会の翻訳チームによって和英・英和翻訳されます。参加は登録制、また学校単位です。この専用サイトはパスワードで保護されているので、双方の交流校のみがアクセスできる環境となり、安心して交流を楽しめます。また写真、ビデオ、美術作品などのデータをアップロードし、お互いの作品を鑑賞可能です。
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<交流を継続させるヒント>
A ①学校全体で取り組むこと、②カリキュラムを通じて交流をすること、③ねらいが明確であること、④コミュニケーションを十分にとること、⑤相手の国の教育制度などを理解しようと努めることなどがあります。担当者一人だけで行っていてその先生が転勤したり、連絡をあまり積極的にとらずに放置したり、目的を明確にせずに取り組んでいた場合などには、あまり長続きしないということがあります。日本の多くの先生は、国際交流を通じて英語を使う機会を生徒に与えたいと考えています。一方、英国の先生は、カリキュラムに直接関係のあるプロジェクトを求める傾向にあります。学校間交流を成功させる鍵は、先生同士のコミュニケーションにあります。交流の目的や目標を明確にし、パートナー校の先生に伝えましょう。そしてお互いの学校の目的に合ったプロジェクトを考えましょう。児童・生徒の好奇心を絶やさないためにも、交流活動の幅を広げて、できるだけ多くのプロジェクトに挑戦してみてください。
A お互いの学校の年間スケジュールを事前に確認し、積極的に交流を行うことが可能な時期を確認しておきましょう。学校行事に多い時期や休暇の時期などは、積極的な交流が難しいと考えられます。またメール以外の方法も併行して、生徒の好奇心を持続させるような、交流のテーマを設けることも重要になります。
A パートナー校の児童・生徒が直接触れたり、見たりすることができるものを送るのもよいでしょう。インターネット中心の交流でも、時には小包を郵送する、またメールを使って絵画や音楽、工作の写真なども送れます。グラフや表などを使用するだけでも、同じ内容を文章で説明するよりはより興味を持ってみてもらえるはずです。相手に関心をもってもらえるように常に考え、まとめていくことは、子どもたちのプレゼンテーション・スキルの向上にもつながります。
A 通常はメールで連絡を取り合います。システムの不具合などで、送ったはずのメールがまれに相手に届かなかったということもあります。別段用事がなくても、日頃から学校の様子を伝え合うなどして、コミュニケーションをとりましょう。相手から連絡がない場合、あまり間をおかずに「日本協会」にご一報ください。こちらの担当者間で相手校にご連絡します。また、なるべく複数の連絡先を交換するようにしましょう。担当の先生が不在の時のために、代理の 先生の名前を交換することも必要です。
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