英国の私立学校では、何百年もの歴史と伝統の中で、最新の教育を受けることができます。GCSE や A レベルの勉強では、大学進学に向けてしっかりした学力の基礎をつくるとともに、みなさんが興味をもっている分野を追求し、社会生活に必要なスキルを身につけることができます。
A レベルは世界中で高く評価されているため、英国以外の多くの国で取り入れられています。A レベルは、大学進学だけでなく、就職の際も、確かな基礎学力の証明として認められます。
英国の小中高校に入学するためには、自分の国できちんと教育を受けている必要があります。特定の資格試験に合格している必要はありませんが、英語や数学などの科目で、学校が用意した入学試験を受ける場合もあります。一般的な入学資格は、次のようになります。
| GCES | 2年間の GCSE コースに入るには、自分の国で9年間の学校教育またはそれに相当する教育を受けている必要があります。 通常、14歳以上であることが条件になります。 |
|---|---|
| A/AS レベル |
2年間のコースの1年目の終わりに AS レベルの試験を、2年目の終わりに A レベルの試験を受けます。入学するには、自分の国で11年間の学校教育、またはそれに相当する教育を受けている必要があります。通常、16歳以上であることが条件になります。 |
英語や数学などの入学試験を課す学校や、13歳で入学する場合、多くの公立学校で採用されている Common Entrance Exam という試験を受けるように指示する学校もあります。
GCSE
GCSE は、義務教育を修了する際に、英国人の生徒がほぼ全員受験する、スタンダードな試験です。16歳になって最初の5月または6月に受験します。16歳未満で英国に留学する場合、GCSE のコースに入り、最高12科目 (平均して8科目) 勉強します。英語、数学などの必修科目と、音楽、演劇、地理、歴史などの選択科目があります。GCSE は、AS / Aレベル課程やカレッジ、最終的には大学での勉強の基礎をつくるために、幅広い科目を勉強します。
AS レベルと A レベル
AS レベルと A レベルは、GCSE のあとに勉強します。AS レベルと A レベルは、大学への入学資格として最も広く認められている資格で、人文、アート、自然科学、社会科学から工学や観光学などの実践的な科目まで、幅広い分野から科目を選択することができます。2年間で4科目まで同時に勉強することができ、1年目 (lower-sixth と呼ばれる課程)の終わりに AS レベルの試験を受け、2年目 (upper-sixth と呼ばれる課程) の終わりに、A レベルを受験します。
音楽の試験
多くの学校で、趣味を広げたり、新しいスキルを身につけたりするために、課外活動への参加を奨励しています。なかでも音楽は盛んで、Associated Board of the Royal School of Music や Trinity College などの機関が実施する、音楽検定試験の受験をすすめられます。これらの試験で得たグレードは、大学への入学資格として広く認められています。
職業関連の資格
私立の小中高校では、通常、BTEC や NVQ など、職業資格のコースは行っていません。これらの資格に興味がある場合は、専門学校留学のセクションをご覧ください。
私立の小中高校に支払う金額の中には、授業料、住居費、学校によっては課外活動の一部またはすべての費用が含まれますが、実際に何が含まれるかは、学校に直接確認してみましょう。語学研修の費用が別に請求される場合もあります。
授業料等の金額は、全国的に定められた基準はなく、各学校が決めているので、学校によって異なります。年間 £8,000から £25,000まで、かなり幅があります。
このサイトにある学校のプロフィールをチェックして、各学校の費用を調べてみてください。
英国政府は学校教育の基準を設けていて、私立・公立を問わず、すべての学校がこの基準を満たさなければなりません。学校教育の間に取得する資格は、すべて資格とカリキュラムを管轄する Qualification and Curriculum Authority (QCA) という機関の認定を受けているため、英国の資格は質の高さが保証されています。
QCA は国の定めるカリキュラムと評価制度、テストや試験を開発し、維持・管理しています。また、カレッジや職場を視察し、そこで取得できる資格の認定も行っています。詳しい情報は www.qca.org.uk/ をご覧ください。
Independent Schools Council という私立学校の団体は、任意の認定制度をもち、約1,300校がメンバーになっています。詳しくは www.isc.co.uk/ で調べられます。
入学を希望する年の1年前に、入学手続きを始めるよう求める学校と、いつでも入学申し込みを受け付ける学校があります。
入学申し込みをする際には、年齢、国籍、宗教と入学を希望する日を明記してください。
学校側は、学年の始まりである9月の入学が望ましいと考えていますが、ほとんどの学校が、新学期が始まる1月や4月の入学も受け付けています。
入学の申し込みは、Independent Schools Council の国際部 (ISC International) を通して行うこともできます。ISC International は、英国の私立寮制学校 (boarding school) に子どもを入学させたいと考えている人に、入学手続きの代行や相談等のサービスを提供しています。