Undergraduate education- A galaxy of opportunites - Take a voyage of self discovery and explore  the vast array of courses and qualifications offerd by colleges and universities across the country.

寺田悠紀さんの「現地レポート」 Part 2

ロンドンに留学中の寺田さん。実際の留学生活の様子を見てみましょう!

 


2007年2月13日

今冬はそこまで寒くなかったのに、先週はとても冷え込みました。ここを乗り切ればだんだん春めいてくるのではないかと思います。今回はインターンシップについてお話します。

私は昨年から、テレビ局のロンドン支局でリサーチアシスタントとしてインターンシップをさせていただいています。週に一回のペースなので学校との両立にも支障はありません。報道の世界の裏側を少しでも見る機会に恵まれ物事を見るときの視点も勉強になっています。

今回の私の場合は、自分で情報を探して応募しましたが、大学のメールでも企業から説明会のお知らせや募集の情報が回ってくることがよくあります。また、インターンだけでなく、短期アルバイトや本就職の情報は大学のキャリアセンターで集めることができます。キャリアセンターの職員の方も相談に乗ってくださり、頼めば CV( Curriculum vitae 、英語での履歴書)の書き方も見てくださるそうです。日本語を使えるということを生かしたい、英語だけの環境で働いてみたい、この分野に興味がある、この時期が良い、等々、自分の希望と募集の条件がなるべく一致するものを探すことも可能です。

大学一年生よりも二年生を優先して採用されるインターンシップが多いようですが、周りを見てみると夏のインターンの面接を今から受けていたり、現時点で国会議員秘書をやっていたりする一年生も見かけます。自分から情報を集めに行って働きかけていく、ということが本当に大切なのだろうと思います。

「自分から」という姿勢は学校の活動でも当てはまります。興味のある活動をしている Society に自分から問い合わせてみると、必ずと言っていいほど、詳しい活動内容やミーティングの日時を教えてくれます。

目の前にある学業に集中しなければならないのはもっともですが、アルバイトやインターンは学校以外でのとてもよい経験になることは確かなので、これからも積極的に視野を広げて行きたいです。

 
 

2007年2月28日

今月はバレンタインデー、チャイニーズニューイヤーなどのイベントもありロンドンはにぎやかでした。友達が日本から遊びに来たので久しぶりに観光もし、いつもとは違った新鮮な目でロンドンを見ることができました。

今回は効率の良い観光の仕方について触れてみたいと思います。

まずヒースローからはエクスプレスよりも地下鉄のピカデリーラインで中心地まで出てくる方が、乗り換えがなくて効率的です。定期券がないとロンドンの地下鉄の初乗りはとても高いので、数人だったらタクシーを使ったほうが安上がりのときもあります。駅の窓口で地下鉄とバス共通の1日、3日、1週間パスのいずれかを買うのもお得です。

ロンドンは東京に比べれば小さいので、以下のようにエリアやジャンルに分けてみると周りやすいと思います。

国会議事堂周辺 ロンドンアイ、国会、トラファルガースクエア、ナショナルギャラリー、バッキンガムパレス、など
ナイトズブリッジ周辺 ハイドパーク、ハロッズ、科学博物館、自然史博物館、ビクトリア&アルバートミュージアムなど
テムズ川沿い タワーブリッジ、ロンドン塔、ロンドンブリッジ、ロンドンダンジョン、テートモダン美術館、セントポール寺院 
夜楽しめる場所 シアターのあるピカデリーサーカス、SOHO (レスタースクエア、チャイナタウン)
買い物が出来るところ オックスフォードサーカス、コヴェントガーデン

大英博物館やナショナルギャラリーなど、入館料が無料の場所は行きたいときに何度でも足を運べるのが魅力的です。中でもロンドン塔は入場に3,000円ほどしましたが、イギリス王室の歴史を感じさせる展示が多くて面白かったです。

リーディングウィークも終わって、今は学校での活動も忙しくなり、学期末に提出するエッセイにも追われています。時間は限られているので出来ることから順にやっていかなければなりません。

 
 

2007年3月12日

あと2週間で春休みになることが信じられないほど、このところ毎日が早く過ぎています。

先月イギリスに遊びに来た友達が、1,000枚以上の写真を CD-Rom にして送ってくれました。インターネットが利用できることで、感覚的には日本との距離をそんなに感じませんが、やはり遠くから手紙や届け物がくると本当に嬉しいものです。ということで、今日は英国留学中に日本から持ってくると役に立つものや、送ってもらって嬉しかったものについて書いてみたいと思います。

食べ物:自炊が出来ない食事付寮の生活では、外出する時間も惜しい忙しい時期など、唯一キッチンで使用できるレンジで温められるものがとても役立ちます。調理用のカレールーなどは日系のお店で手に入りますが、レンジで作れる商品はどうしても少ないのです。カレー、シチュー、ハヤシライス、牛丼、中華風スープなど、ご飯を炊いたときに一緒に食べられるものはとても便利です。知人の方がお土産にレンジで作れる鰻を持ってきてくださったときも感動しました。(正確には、個人の部屋では利用禁止となっていますが簡単な湯沸かし器や炊飯器程度の電化製品はかなり多くの学生が室内で利用しているのが現実です。)

その他:サランラップ(英国のサランラップは粘着性がなくて使いにくいので、日本製のものを使っています。)糊(固まりやすいスティック糊が多いので)うがい薬、歯磨き粉、化粧水、洗顔料

私も時間に余裕が出来たら日本にいる家族や友人にもメールだけでなく手紙や小包を出してみようと思います。

 
 

2007年4月2日

9月から12月までのターム1、1月から3月までのターム2が、こんなにも早く過ぎてしまうものなのかと驚いています。今回は、大学学部の年間スケジュールと評価基準を振り返ってみたいと思います。セメスター制とターム制、どちらのシステムが使われているかは大学によっても異なりますが、以下はロンドン大学SOASのターム制の場合です。

年間スケジュール

1学期は9月下旬から始まり、クリスマス前まで約11週間です。5週目が終わった時点で一週間の休みを挟むので、授業は10週間です。冬休みは比較的短く、1月10日前後から2学期が始まります(ロンドン大学の他のカレッジで、中休みがない代わりに冬 休みが一週間早くはじまるところもあります)。2学期も1学期同様計11週間あり、春休みは3月の20日過ぎからです。春休みは、5月に行われる Final Exam の復習にあてるため、約1ヶ月あります。4月20日過ぎから始まる2週間は、復習のためのレクチャーやチュートリアルがあるのみで、5月中は試験期間です。そして夏休みは6月の頭から、という予定になっています。

評価 ―学期中のエッセイが2割、 Final Exam が8割―

1~2学期のうちに、私の取っている Straight Politics (政治だけで3科目)では3000字のエッセイが計6つ出題されました。4科目目として選択している語学では、大小テストが2~3回実施されました。これらの課題は、一年を通して、全体の2割分評価されます。そのほか、実際数字としての評価はつきませんが、政治ではチュートリアルの最中にプレゼンテーションを行う順番が、各科目1回(合計約6回)くらい回ってきます。語学では出席日数、宿題の提出も大切です。残りの8割は、5月に行われる Final Exam で評価されます。政治は、一科目につき3時間で3つのエッセイを書く筆記試験です。1~2学期で学んだ20のトピックの中から、5割の確率で約10題出題され、その中から自分の書きたいトピックを3つ選んで書くことになります。自分が書きたいトピックが出題されない可能性もあるので、大体、10トピックくらいリバイズしておくと良い、とアドバイスされています。

課題2割、 Final 8割の割合で換算されるので、例えば、課題で70%、 Final で60%取ったとしても、総合評価は平均の65%ではなく、(70×0.2)+(60×0.8) = 62%ということになります。 (学校によっては、この割合が異なったり、課題は提出するだけでFinal が全て、という場合もあります。)

試験の日程も発表されたので、これから長いようで短い一ヶ月間、復習に励まなくてはいけません。

 
 

2007年4月30日

最近の大学内は、5月に行われる Final Exam に向けて、皆本格的な準備に没頭している毎日です。

SOAS の図書館は、通常は平日夜9時には閉まりますが、試験期間前~試験終了までは、週7日24時間開くようになります。私は自分の部屋よりも図書館にいるほうが集中できるので、毎日深夜まで大いに利用しています。授業、昼食、夕食、シャワー、必要なメールのやりとり、睡眠、以外の時間はほとんど図書 館に居ると言っても過言ではありません。

レクチャーなどは通常の時間通りありますが、前回も書いたように、新しい内容をカバーするのではなく、 Revision (復習)のためのクラスです。よくアドバイスをされるのが、 Study Group を作って少人数で勉強することです。私も実際に政治学科の友達と集まってエッセイを交換したり、分からないところを質問しあったり、過去問の質問に答えてみたりしていますが、一人で勉強しているだけでは見落としている箇所に毎回気づかされます。教授も、オフィースアワーに訪ねれば、質問に応じてくれます。アラビア語の方も、チューターが、授業時間以外に質問時間を設けてくださったので、疑問点がかなり解 消されました。

勉強以外のことといえば、最近は昨年から参加し ている大学の Radio Society での活動を楽しんでいます。続きは次回お話します。

それでは 引き続き頑張りたいと思います。

写真:火災報知器が鳴って全員建物の外へ(実際の火事でなくても、火災報知器がなってしまうことは、学校でも寮でもよくあります)

 
 

2007年5月14日

今回は、 Society についてお話します。

Society とは、日本で言う部活やサークルなどにあたります。スポーツや、演劇などは定期的に活動していますが、他多くの Society は、同じ関心事を持った人達が集まり、不定期に講演会を主催したりしています。法律を専攻している生徒達が参加する Law Society 、語学を教えあう Society 、社会問題を話し合う Women's Society 、政党を応援する Labour Society 、Liberal Democrats Society 、Respect 、同じ宗教を持った人が集まる Catholic Society 、他にも Yoga Society など、 SOAS には100以上の Society が存在します。 SOAS の中だけでなく、他のロンドン大学の学生が参加していることもあるし、他の大学の同じ Society 同士が交流することもあります。

私は去年、模擬国連を行う Model United Nations Society に入り、 London と Cambridge で行われた MUN に参加しました。そこではロンドン大学だけでなく様々な学校との交流がありました。

9月の新学期に名前を登録しますが、登録していなくても、興味があればどの時点からでも参加させてくれる Society がほとんどです。自分がどれだけ活動に時間をかけるかも、個人次第なので、興味がある会議だけ参加してもいいし、とても自由な雰囲気です。その点、人数が少なくてほとんど活動していない Society や、9月にはあったはずなのに消滅している Society などもあり、 Society がどれだけ活発なものになるかは、活動しているメンバー次第、という感じです。

私が最近活発に活動に参加しているのは、 Radio Society です。 FM 放送はまだライセンスを取得するための試験的期間しか行っていませんが、キャンパスのスタジオからインターネット放送が流れています。インターネット放送 (www.openair.org.uk) はどこからでもアクセスすることができるので是非聴いてみてください。

私も先日、中東アフリカ音楽を紹介する番組を放送しました。これからも定期的に録音やライブ放送をしたいと思っています。普段聴くチャンスの少ないアジア・アフリカ音楽や、民族楽器の紹介、討論など、 SOAS らしい個性のあるラジオです。 Radio Society を通して、音楽に詳しい友達や、新しいイベントに行く機会が増えました。

5月も半ばになり、試験も残すところあと1つです。寮は新入生優先のため、私もいよいよフラットシェアを始めるので、来年住むための家探し、夏休みの計画の詳細決め、などなどこれから進めて行こうと思っています。

 
 

2007年6月17日

試験も終わり、今年度の大学のスケジュールは終わりを迎えました。

試験終了後すぐ帰国したり旅行に行ったりする学生もいれば、夏の間もロンドンに残って仕事やインターンをする学生など、みなそれぞれの過ごし方をしています。

学期末

皆が楽しみにしているのが、先日行われた Summer Ball (The end of year party) と呼ばれるパーティーです。学期末にロンドン大学の各カレッジで行われていて、違うカレッジの Ball に参加することもできます。 SOAS は、ロンドンアイや国会まで見渡せるレスタースクエアにあるクラブを貸しきっていました。チケット制のパーティーなので、友達や関係者がほとんどで、夏休み各国にばらばらになる前に、みんなで一年の終わりをお祝いします。

また、寮を出る学生にとっては、この時期、夏の間荷物をどこに置いておくかなども考えなければなりません。大部分の荷物は近くの倉庫を借りて入れ、残りは友達の家にあずけました。1年分の荷物を整理するのに、どうしても3~4日はかかります。

9月から住むフラットは「2ヶ月前くらいから探すほうが良い物件がある」といわれているので、国内に残るイギリス人の友達に夏休み中に探してもらうように頼みました。それでも決まらない場合は9月になってから決める予定です。

夏休み

私は来週から友達とエジプト(カイロ)でアラビア語サマーコースに参加します。欧米の文化が多く入っている日本からイギリスに来るときでさえ考え方や習慣の違いに驚くことも多々あります。エジプトという国は自分にとって更に未知の世界なので、準備の段階から大変勉強になっています。 SOAS に来てから中東アフリカ出身の友達は多くできましたが、アラビア語の勉強を通して彼らの生活、考え方などを学べたらなと思っています。でも、一番大切な健康管理と安全には気をつけて過ごしてきたいと思います。

 
 

2007年7月16日

Hello, I'm writing this article from Cairo, Egypt. I'm writing in English as I cannot type in Japanese from Cairo. I am sorry that I could not update this report for a long time. I am participating in an Arabic language intensive summer programme in Cairo after I finished my first academic year in London. I checked the result of my final exams online and I was glad to find out that I passed the first year of my BA. The detailed results will be sent to our home addresses at the end of July. So, today I will talk briefly about my stay in Egypt.

Studying Arabic language at SOAS made me more interested in Arabic culture and politics. As I'm going to choose Middle Eastern Politics in my 2nd year, I really wanted to see and experience what it is like to live in the Middle East and also wanted to improve my Arabic. So I decided to take a language course in Cairo with my friends from SOAS who are also studying Arabic.

It has been about 4 weeks already since I came to Egypt, and I have got to see so many things which I never could have imagined. I stayed in a hotel one night and the next day the language centre introduced a flat near the school to me. I am sharing it with Italian, Spanish and American girls. Our classes are 5 hours per day from 8:00 to 13:00, then I'm taking a 2 hour calligraphy class as my option in the afternoons. Weekends here are Thursday and Friday, and I visited the Pyramids in Giza and Alexandria with my friends.

Living in Nasr City which is 30 minutes from downtown, I can see ordinary people's lives. I realised that tourist sites do not represent the whole country. I was really surprised by the cultural differences; for example, there are no traffic lights on the streets, there are no fixed prices for taxis etc. Also, you cannot talk about Egypt without mentioning Islamic culture: the majority of women who wear scarves, the mosque just next to the flat where I am staying, etc etc etc.

I found it quite difficult to live in here until I got used to it but now I am really enjoying my stay in Cairo and I am glad to meet students from all over the world who are aiming at improving their Arabic. I can definitely say it is one of the most interesting experience I have ever had. This stay enabled me to see the world from different angles and perspectives.

I will talk about it more when I get back to Japan.

P.S. If you are about to begin studying abroad from this summer, good luck!!!

 
 

2007年8月19日

早いものでエジプト6週間の滞在も終わり、8月中は日本に帰国しています。アフリカ大陸の一部であり、イスラム教国家として中東諸国の要でもあるエジプトで過ごしたことは SOAS で昨年から始めたアラビア語や、9月から専攻する中東政治の勉強にも非常に役立つ経験になりました。先日少し触れたように、日本とも欧米とも違う環境の中に初めて滞在したことは、驚きの連続でした。

エジプト滞在

語学学校が斡旋してくれたアパートでは、蟻の駆除から始まり、手動のエレベーターが何度も故障し、ドラム缶式洗濯機の使用や、水周りの故障は日常茶飯事という日本やイギリスではちょっと想像できない生活…。その反面、ルームメイト達と様々な問題を共に乗り越えて過ごした一瞬一瞬が良い思い出でもあり、週末訪れたギザの砂漠、初めてアフリカ大陸から見た地中海、紅海でのシュノーケリング等、何にも比べることのできないそれらの美しい自然は、いつかもう一度エジプトに足を運びたい、と早くも思わせるほど魅力的でした。また、英語を習得するためにホームステイや夏休みのコースに参加し、教科書では学べない「実際使える」言語を学ぶように、アラビア語をカイロの地で日常生活を送りながら知ることになりました。大学2年生の夏休みは卒業に向けた論文や、就職に向けたインターンなどを視野に入れなければいけないと思うので、やりたいことが自由にできる1年生の夏休みはとても貴重でした。

さて、今年の夏休み中にやらねばいけないことの1つに、9月からの部屋探しもあります。

夏休み中の部屋探し

今まで2年間ロンドン大学の寮に住んできましたが、今年9月からはイギリス人3人と日本人2人でハウスシェアをする予定です。イギリスの学期は9月に始まり6月に終わるので、夏休み中に契約をして9月に入居するパターンが学生の間では一般的です。その為、イギリスに残っている友人達が部屋探しをしてくれました。ネットで検索し、 Viewing (実際に物件を見せてもらう)の日を問い合わせます。3-4名でのシェアと比べて、私たち5名は中心地のフラットを探すのは難しく、中心から少し離れたところにベッドルーム5部屋の家を一軒借りることになりました。いろいろ考慮した結果、登下校には45分くらいかかってしまいますが、一人週100ポンドあたりの条件でリビングルームと庭付きの家、に決まりました。大まかなやり取りは現地で友人に任せてあり、私は日本から保護者のサインを送ったり、過去の居住地の履歴などをオンライン上のアプリケーションに書き込み、手続きをしました。

徒歩で学校の図書館にすぐ行ける環境ではなくなりますが、寮よりもずっと広い空間で暮らすことができるので、良い環境で落ち着いて家での勉強もはかどりそうです。また自炊を始めることで、今までとは違った生活スタイルを試せることを楽しみにしています。

*写真:アラビア語の学校で授業後に

 
 

2007年8月30日 New!

この夏で渡英してから2年、そして現地リポートを始めてから1年が経ちます。現地リポート最終回ということで、少し振り返ってみたいと思います。

2005年、私が渡英する直前に起こったロンドン同時多発テロでは、大学と寮の目の前の駅でも爆発があり、周辺が封鎖されているところをテレビで見たのを鮮明に覚えています。今年の初めに、TV 局のインターンで過去2年分の現地新聞の整理をしたときのこと。やはり一番大きく紙面を占めていた話題は、その7月7日のロンドン同時多発テロと、ブレア政権についてでした。新聞を日付順に並べて行くと、犠牲者の情報、犯人の確定、生存者の社会復帰、その後の爆発騒ぎ、テロ未遂、テロ対策法案、言論の自由についてなど、連日関連した話題が尽きることなく今日まで続いています。

ロンドンは世界の様々な文化が集合する都市です。私の勉強する SOAS では特に中東、アジア、アフリカのバックグラウンドをもつ生徒が多いので、テロとイスラム教を単純に結びつけることは宗教や人種に対する偏見になるのではないか、という議論が常に聞こえてきました。学内でもプロテストやデモなどの政治運動が度々行われます。イギリスは地勢上、ヨーロッパ諸国、中東、アフリカと近いので、周辺諸国との過去の歴史の上に現代が成り立っているという意識を持って実例を伴った政治を学べます。国会にブレア元首相の質疑応答を見学しに行った時も、間近で生身の人間性を感じられる場所で、「いつも写真や映像で見ているのと変わらない政治家ブレア首相」、そして「生きた個人として一家庭の父親でもあるトニー・ブレア氏」という両面がうかがえ、個人によって如何様にも変化していく国家、そして世界を、更に面白いものと感じました。

このように日々の生活を通して、国際問題がとても身近になった2年間でしたが、私も留学をする前は、留学すること自体を「目標」として準備をしてきた面もあり、留学して初めて見えてくることが沢山あると今は実感しています。そして新たに、先の目標が具体的に見えるようになり、留学は次のステップにつなげるための「通過点」であってこそ大きな意味があるのではないか、と思っています。国際問題は国家間だけではなく一人一人の問題である、という視点を見失わずに9月からは学部の2年生として頑張ります。これから留学を考えている方も、それぞれの分野で充実した留学生活、そして更なる発見が沢山あるといいな、と思います。

*写真:SOASの入り口でいつも私たちを見守っている僧侶の像

 
 

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