「MBA留学」に興味がある… でも、実際の留学生活はどうでしょうか?そう思っている方は、現在英国でMBAコースを履修中の KY さんのレポートでMBA留学の様子を見てみましょう。
第1回目ということで、サマースクールについてご紹介したいと思います。MBA 出願に際してもちろん英語は勉強したのですが、本格的な海外経験のない私にとってはやはりいきなり本プログラムに飛び込むというのはかなり不安がありました。そこで、留学先であるマンチェスター・ビジネス・スクール(マンチェスター大学の一部門)が提供しているサマースクール (コース名: Learning By Doing ) に参加しました。
6月下旬からの8週間のコースで、英国に関するテキストなどを教材に使いながら一般的な英語を学んだり、MBA プログラム参加に向けての予行演習として、プレゼンテーション、ケーススタディ、グループワークなどのスキルを学ぶことができるコースです。今年の参加者は日本人2名、韓国人2名、タイ人1名の合計5名でした。例年10名前後が参加しているようなので、今年はちょっと少なめでした。しかし、少人数だったために非常にアットホームな雰囲気でクラスは進み、とても楽しい8週間を過ごすことができました。クラスの時間以外にも、週末などにはクラス全員で日帰り旅行 (チェスター、リバプール、ヨークなど) にでかけたり、また週に一度はレストランでディナーを食べたり、誰かの家でホームパーティを開いたりして過ごしました。
前回はサマースクールの概略について書きましたが、今回はもう少し具体的なことを書いてみたいと思います。
授業は途中にコーヒーブレークとランチを挟みつつ、9時から15時まで行われました (ただし、金曜日は12時までで午後の授業はありません)。講師の方は3週目まではお一人でしたが、4週目から二人体制になり、一人の方はどちらかといえば英語の先生で、英語そのもの (ビジネスシチュエーションにおける英語表現や、文法、リスニング、発音など) を教えて頂きました。またもう一人の方は MBA プログラムに対する取り組み方などが中心で、プレゼンテーションの際の注意点、アカデミックライティング (テスト対策や、エッセイ&レポート対策など)、ケーススタディの予習方法、リーディングスキルなどを中心に教えて頂きました。
二人目の先生がかなりホームワークを出す方で、リーディングやプレゼンテーションなどの課題がかなり出されました。グループで取り組まなければならない課題も多く、放課後なども学校に残ったり、クラスメイトの家に行ってディスカッションをしたりという時間がかなりありました。今回のサマースクールを通じて、英語で深い議論をする難しさを痛感しました。どうしても表面的な議論で終わってしまいがちになるのです。MBA プログラム終了までには、英語を使ってより深い議論ができるようになりたい思います。
9月に入り、相変わらず天気の悪い日も多いのですが、たまにかなり暑い日もあったりします。そんな中、ここマンチェスターでも新学期が始まっています。
私が学んでいるマンチェスター・ビジネス・スクールの MBA コースでは、Pre-MBA stage、Diploma stage、MBA stage と大きくわけると3つの期間に分かれています。今年の Pre-MBA stage は8月29日から9月22日までの4週間で、オリエンテーション的な内容が中心でした。
具体的には、正式な登録をして学生証をもらったり、CMS (Career Management Services) と呼ばれる就職活動のサポートの案内 (MBA 留学をする人は、私のような会社からの派遣で来ているごく一部を除けば、たいていは会社を退職して留学しているため、卒業後の仕事を留学中に探すわけです) があったりしました。また、ケーススタディの入門的な授業や、Introduction to Quantitative Methods (統計&確率の基礎)、Introduction to Financial Accounting (財務会計の基礎)などがそれぞれ1週間ずつありました。
これらの授業はいずれも1週間で一通りの内容をカバーするため、ある程度のバックグラウンドを持っていない人にはかなり厳しかったようです。しかし、数学や会計について強い人が積極的に勉強会を開いて教えたり、先生の方も補講の時間を設けて質問を受け付けたりと、みんなで助け合いながら勉強しました。
前回に引き続き、Pre-MBA stage の4週間 (8月29日 – 9月22日) について書きたいと思います。
この期間は授業に慣れるという意味でも重要なのですが、それと同時にもっと重要なのはクラスメイトと仲良くなることだと思います。今年のクラスは、95名で、29ヵ国から来ており、女性は3割弱くらいといった構成 (多少変更があるかもしれません) になっています。文字通り世界のいろいろなところから集まっているクラスメイトと、今後約1年半の間、英語でコミュニケーションを取りながら一緒に MBA の勉強をしていくわけです。
そのために、この Pre-MBA stage の間にいろいろとイベントが用意されていて、バーベキュー大会、ボウリング大会、ドッグレースの見学などに行きました。ボウリングはひょっとしたら日本のボウリングとぜんぜん違うのかと想像していたのですが、全く同じでした。それからドッグレースは生まれて初めて見ました。犬を先導するかのように、布が物すごいスピードで移動していき、それを追いかけるような形で犬たちの競争が展開されていました。
また、2泊3日で湖水地方に行って、チームワークやリーダーシップの勉強をする合宿のようなものもありました。初めて湖水地方 (ウィンダミア湖畔) に行きましたが、自然に囲まれとてもきれいな場所でした(天気だけはマンチェスターと大差ない感じがしましたが)。10名弱のグループにわかれて、ボートを漕いだり、いろいろな課題を与えられてそれらをクリアしていくのですが、これらを通じて効率的なチームとはどのようなものか、またリーダーとフォロワーの関係など、いろいろと勉強になりました。と同時に、同じグループの人たちとは3日間一緒に過ごしたこともあって、かなり仲良くなることができました。
Diploma stage の秋学期が始まって約1ヶ月ほどが経過しました。現在の状況を一言で言うと、とてもじゃないけど全てはやりきれない、といった状況です。
今学期の履修科目は、マーケティング、コーポレートファイナンス、ミクロ経済学&マクロ経済学、財務会計&管理会計、M & A プロジェクト & ソフトマネジメントスキル、といった内容になっています。授業は1コマ90分で、月曜日3コマ、火曜日2コマ、水曜日3コマ、木曜日がM&A プロジェクト & ソフトマネジメントスキル、といった時間割になっていて金曜日に授業はありません。金曜日に授業がないものの、時間的なゆとりがあるかと言えば全くその逆です。予習が徐々に追いつかなくなりつつあるのが実際のところです。
これらの正規の授業に加えて、現在は補講が週2コマ (会計とコーポレートファイナンス) あり、また就職関連のイベントなども多々あります。そして、ビジネススクール対抗のケーススタディコンペティションなどもあり、これは希望者のみの参加ですが、ほとんどの人が1つ以上には参加しているようです。ちなみに、私は2つほど参加登録をしました。
またスタディグループを組んで、毎週1回のペースでその週の授業の復習を中心にみんなで勉強しています。それぞれのバックグラウンドやリスニング力によって授業の理解度にはかなりバラツキがあるので、週1回でもお互いに教えあって勉強していくとそれなりに効果的だと感じています。
今まで学校のことを中心に書いてきましたが、今回は生活全般について少し書いてみたいと思います。
まずは場所について。英国で最も有名な都市はロンドンだと思いますが、マンチェスターはそのロンドンから電車で2-3時間ほど北西に行ったところにあります。平日だと2時間程度、週末だと3時間程度かかるようです。またマンチェスターには国際空港もあり、日本への直行便はないものの、ヨーロッパの主要都市までは1-3時間程度で行けてしまいます。そしてこの空港へのアクセスは、私にとっての最寄駅であるオックスフォードロード駅からは電車で15-20分程度 (料金は3ポンド弱なので、650円程度でしょうか。ちなみに学生はもっと安いです) とかなり恵まれた環境にあります。東京に住んでいた時は成田空港まで2時間程度はかかっていたので、それと比べると非常に快適です。
次に住居です。私が住んでいるシティセンターは 「ある意味」 都会なので、ほとんどはフラット (日本で言うマンション) ばかりです。私が住んでいるのもフラットで、2ベッドルームと呼ばれるベッドルームが2つある間取りに住んでいます。バスタブは一つですが、シャワー、トイレは2つずつあります。日本で言うと、2LDKに最も近いかと思います。クラスメイトは、大学の寮に入っているか、プライベート (民間) のフラットに住んでいる人がほとんどです。相場はプライベートのフラットだと1ベッドルームで500-750ポンド、2ベッドルームで650-1000ポンドといったところでしょうか。
次回も生活環境について書いてみたいと思います。
今回も生活について書いてみたいと思います。
こちらに来てまずやらなければならないことに銀行口座の開設があると思います。私の場合、家から学校に行く途中にあるバークレイズ銀行で開設しました。実際にこちらに来る前は、銀行口座の開設はかなり大変だ、という話を聞いていましたが、私の場合はすんなり開設することができました。しかしながら、別の銀行で口座を開こうとしたクラスメイトの中には、追加書類を出したりするために何度も銀行に行かなければならなかったり、送られてくるはずの銀行のカードが送られてこなかったりと、手間取っている人もいました。こればかりは銀行にもよりますし、その時担当してくれた人によっても対応が違ったりする可能性があるようですので、一概にどこの銀行が良いと言うのは難しいようです。そして、デビットカードを発行してくれるかどうか、小切手帳を発行してくれるかどうか、なども銀行によって対応が異なるようなので、現地にいる留学生 (日本人ならなお良い) に聞くのが一番だと思います。ただ一つ言えるのは、日本で日本人が口座開設する場合と比べたら、大変であることは間違いありません。
次にマンチェスターでのカフェについて書いてみたいと思います。こちらでの主なチェーンは、スターバックス、カフェネロ、あともう一つ (名前を忘れてしまいました) くらいです。サービス内容などは日本とほぼ同様ですが、夏にクーラーが完備されているのはスターバックスくらい、夏でもアイスの飲み物を扱っていないところもある、営業時間が短い、といったところが少し違うでしょうか。特に営業時間に関しては、平日は19時くらいに閉まってしまいますし、日曜日だと12時くらいに開いて17時くらいに閉まってしまいます。日本ほどには、勉強するのに便利な場所とは言えないようです。
最近の状況ですが、とにかく忙しいです。学校の生活については次回に書きたいと思います。
あっという間に秋学期の授業がすべて終了し、いよいよ11日からの週に試験を残すのみとなっています。来週 (4日からの週) は Revision Week といって、一部の補講を除けば基本的に授業はなく、ひたすら試験勉強をする時間になります。
今回はマーケティングの授業についてご紹介したいと思います。各科目とも週2コマずつあったのですが、マーケティングの場合、1コマ目はレクチャー、2コマ目では1コマ目で学んだテーマについてのケーススタディという構成でした。そして、このケーススタディでは7~8人からなるグループでプレゼンテーションを行い、それについてみなで議論しました。マーケティングは今まで勉強したことがなかったのですが、この授業を通じて、ビジネスをうまくやっていくには、どういう風に考えていけばよいのか、といったことを一通り勉強することができた気がします。今までこういった観点でビジネスをとらえた事はあまりなかったので、個人的にはとても勉強になりました。ただし、ケースに出てくる企業は英国を含む海外の企業ばかりであったため、日本人としてはなかなかイメージが湧きにくいところもありました。
また、マンチェスターの町の雰囲気ですが、すでにクリスマスモードになっています。11月9日には市庁舎でクリスマス宣言とも言うようなイベントがあり、カウントダウンと花火がありました。そして、その1週間後からはクリスマスマーケットが始まり、ドイツやスイスなどから来ていると思われるお店が広場にたくさん出ています。東京のイルミネーションほど派手ではありませんが、こちらの雰囲気もなかなかよいものです。
ようやく試験が終了し、冬休みに入りました。最近のマンチェスターは朝起きてもまだ暗く (8時頃から徐々に明るくなっていきます)、夕方は16時頃にはすでにかなり暗いという状況になっています。しかも、天気は基本的に曇の日が多いため、たまに晴れてくれるとかなりうれしく思います。天気の重要さをあらためて感じています。
さて、試験の方ですが、今学期の試験は、コーポレートファイナンス、エコノミクス (ミクロ&マクロ)、ファイナンシャルアカウンティング、マネジメントアカウンティングの4科目 (1日1科目の計4日間) でした。試験時間は、3時間もしくは2時間15分で、すべてボールペンで書く筆記試験 (図やグラフなどは鉛筆でもOK) です。コーポレートファイナンスのみ Open book exam と言って、持込可の試験でした。
試験についてまず感じることは、とにかく時間が足りないということです。ネイティブの人でも時間が足りないと言っているので、私のような日本人にとって、英語で限られた時間内に手書きできちんとアウトプットを出すというのはかなり大変な作業です。計算問題などであれば、それほど問題にはならないのですが、多くの問題はエッセイ形式になっており、200~300語程度のエッセイを20分から30分で書くことになります。そして、このようなエッセイが各試験に2~4問程度含まれています。まだ成績が返ってきていないので私の経験ではありませんが、聞くところによると、フォーマットがかなり重要なようです。つまり、イントロダクション、ボディ、結論といった構成で書く必要があります。このような英語での筆記試験という経験が今までなかったため、今回の Revision Week には何度か時間を計りながら書く練習をしました。果たして成績はどうなっているのでしょうか。
少し遅くなってしまいましたが、明けましておめでとうございます。1月8日から新学期が始まっています。
今学期の科目は、 PMO (People, Management, and Organisation、組織行動論のようなもの)、ストラテジー、オペレーションズマネジメント、 MIS (Management Information Systems、どのように IT を使って情報を管理していくか、といったテーマのもの) に加えて、前学期からの続きで M & A プロジェクト & ソフトマネジメントスキル、といった内容になっています。月曜日4コマ、火曜日2コマ、水曜日4コマ、木曜日が M & A プロジェクト & ソフトマネジメントスキル、といった時間割になっていて、前の学期より2コマ多くなっています。
また今学期は、 M & A プロジェクトのレポート課題提出が3つほどあり、加えて2月頃には買収交渉のシミュレーションの課題があったりします。また各授業で必ずグループワーク (ポスタープレゼンテーション、グループレポートなど) が含まれています。そして、全体的にはケーススタディの割合が急増していて、週に7つのケーススタディが入っていて、かなり大量のリーディング課題がある状況です。すべてをまともに一字一句読んでいてはとても追いつけない状況です。
1月15日に M & A プロジェクトの最初の課題締め切りがあったため、冬休み中も年末から年明けにかけて徐々に勉強モードが本格化し、グループミーティングなどをしながら課題を進めていました。